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補助人工心臓 (Ventricular Assist System VAS:バス) は、急性あるいは慢性心不全に陥ってしまった心臓の代わりに、血液循環のためのポンプ機能を補う治療用装置です。
この装置は心臓のポンプ機能を助け、しかも身体に取りつけることができるほどの大きさなので、装着している患者さんもある程度自由に動き回ることができます。
補助人工心臓を使って、弱った心臓を休ませ、その回復を図ることが可能です。回復が望めない場合には、心臓移植までのつなぎとして利用することもできます。
現在開発されているのは、空気圧駆動型のものでは、日本ゼオンと東洋紡の補助人工心臓が臨床応用されています。
日本では、世界に先駆けて、空気圧駆動型の補助人工心臓の製品化が許可されましたが、保険の認可が圧倒的に遅れています。
認可権を持つのは、もちろん厚生労働省です。埋め込み型の補助心臓の認可審査が世界的に見ても非常識なまで遅れが原因で、日本の補助人工心臓開発が廃れたといわれています。
埋め込み型の補助人工心臓も開発されており、2006年、ロータリーポンプを応用したサンメディカルのエバハートの臨床が開始され良好な成績を収め、欧米であれば、既に臨床で市販されるだけのデータを持っていますが、なぜか日本では認可が遅れています。
同じくロータリーポンプを応用した日本のテルモのデュラハートは、なぜか日本ではなく欧米でのみ、臨床が行われています。
なぜこんなに日本ではデータがそろっているにもかかわらず認可がおりにくいのでしょうか。危険がある薬害エイズの非加熱製剤や、フィブリノゲンなどはあっさり認可がおりたり意味が分かりません。
専門性が高いからといって、情報開示を避け利既得権益を貪る無知な厚生労働省の姿が見え隠れします。もう時代遅れの認可制度は排除したほうが国益に適うし、日本の競争力の源泉を奪う自分達の行動をもう一度見直したほうがいいと思います。



