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2008年11月18日

都のNICU満床 原因に周辺自治体から患者流入 広域的連携が必要


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 東京都で相次ぎ発覚した妊婦の救急受け入れ拒否問題で、都内の産科救急施設の救急ベッドの恒常的な満床原因に、埼玉、千葉、神奈川県といった周辺自治体から患者が流入している実態があることが分かった。自治体ごとに産科救急施設の整備状況に大きな差があり、都心への流入が起きているとみられる。医療関係者らは、都県の枠を超えた仕組み作りの必要性を指摘している。

 問題になっている受け入れ拒否のケースで、病院側は「医師が別の出産に対応している」ことや「NICU(新生児集中治療室)が満床になっている」ことなどを理由にしていた。

 NICUなど高度な医療設備を持つ総合周産期母子医療センターは東京都の9施設に対し、神奈川県4、千葉県2、埼玉県1。東京では136万人当たりに1施設なのに対し、神奈川県218万人、千葉県302万人、埼玉県704万人とばらつきがあった。

 埼玉県唯一のセンターである埼玉医科大総合周産期母子医療センター(川越市)は、平成19年度に約500件の妊婦の母体搬送要請があったが、約200件しか対応できなかった。残る300件の多くが都内に搬送されたとみられる。県の周産期医療部会によると、県にNICUは83床あるが都の約3分の1。田村正徳センター長は「依頼数は受け入れ能力を完全に超えている。埼玉は都におんぶにだっこで何とかやりくりしている」という。

 4つのセンターがある神奈川県でも、県外病院に妊婦搬送するケースは少なくない。県によると、18年度の県外搬送事例は103件。全搬送件数の約1割に当たる。県外搬送の約8割が都内に搬送されているという。

 千葉県でも事態は同様。「東京東部に位置する都立墨東病院(墨田区)が、千葉県の妊婦の救急搬送の重要な受け入れ先になっている」と指摘する医療関係者は多い。

 周辺自治体でも総合周産期母子医療センターの整備構想はあるが、産科医不足が原因で実現しない状況だ。埼玉県では自治医科大学付属さいたま医療センター(さいたま市)で施設を整備したが、医師不足のため機能していない。

 医療関係者からは、立て続けに発覚した搬送拒否問題を受け、都の病院が周辺自治体からの搬送受け入れのハードルを高くすることへの懸念も出始めている。

 北里大の海野信也教授(産婦人科学)は「首都圏は1つの医療圏として考えねばならない」と指摘。田村センター長は「墨東病院は埼玉も頼みの綱だった。近隣都県と情報共有できる仕組みを作るなど周産期救急は広域的な連携が必要な時期にきている」と話している。

抜粋 産経新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000599-san-soci

・コメント
 NICUは、赤ちゃんのICU(集中管理治療室)です。現在NICU のある病院は限られてます。そのため近くにNICUの無い病院や産院からも多くの赤ちゃんが送られてきます。

 自治体によって、NICUのある病院の数はそれぞれですが、東京のように同じくらいの規模のNICUをもつ病院が相互にネットワークしている地域もありますが、県によってはその整備が不十分な地域もあり、現在都心部に依存しているのが実情のようです。

 NIUCをもつ病院が都心部だけでなく、より大きいネットワークをつくり、どこの病院のベッドが空いているのかなど情報を交換し、対応できるように考えなければなりません。

 医療関係者の努力もあり、乳児の死亡率は低水準のままです。しかし少子化を迎える今後において水準を維持するためには、施設や情報管理システムを整備しなければなりません。

 医療が円滑に効率良く行われるように外側からサポートするサービスが必要ではないでしょうか。参考 新生児特定集中治療室(NICU) WIKI
 
病院において超低出生体重児、低出生体重児や疾患のある新生児を集中的に管理、治療する部門である。NICU(Neonatal Intensive Care Unit)の略語で呼ばれることが多い。

新生児特定集中治療室の施設基準として、常時医師が治療室内に勤務しており、当直は他病棟との兼任でないことや、患者数に対しての床面積、バイオクリーンルームであることなどが求められている。このため、新生児特定集中治療室を有する病院では、産科や小児科からは独立した新生児科(または未熟児科)という診療科を持っていることが多い。
タグ:NICU

posted by kei at 06:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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