夏休みの思い出に、ラジオ体操を思い浮かべる人は少なくないのでは。今年はラジオ体操の放送が始まって80年を迎える。ジョギングや水泳などと比べ準備体操という印象が強いが、特定健診・保健指導が今年始まったこともあり、健康増進のための一助として見直されている。この夏、家族で一緒に始めてみてはいかがだろう。
7月27日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で、ラジオ体操80年を記念した「第47回1000万人ラジオ体操・みんなの体操祭」が開催された。「大きく足を戻して、手と足の運動」。集まった老若男女約6000人は、かけ声に合わせ、一斉に体を動かしていた。
「漢方薬のようなもの」。ラジオ体操の効用をこう例えるのは昭和46年から28年間、NHKのラジオ体操指導員を務め、日本体育大学で体操を専門に教授してきた青山敏彦さん(71)だ。
青山さんは、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を気にする中高年に対し、「雑談ができる程度の余裕を持ち、ラジオ体操第1と第2(計約10分)をするといい」とすすめる。このペースで第1と第2を続けて行ったときの心拍数は、1分間に約90〜100。血中コレステロールのバランス改善に向く有酸素運動になる。
ただ、テレビでラジオ体操の指導を行うアシスタント女性(20代)の心拍数は、第1で130、第2は140に達する。これまでほとんど運動していなかった大人が、急に全力で取り組むと、負荷が大きすぎるので無理は禁物だ。
パソコンとにらめっこのデスクワークなどで肩が凝り気味になっている人や、背中を丸めがちな人には、「胸をそらす運動」(第1の4番目)が効果的だ。腕を斜め上に振り上げて胸をそらすが、「振り上げた腕を引き伸ばしながら肩甲骨を引き締め、胸を張るイメージで」と青山さん。胸から肩、肩甲骨が動くので、ストレッチより肩周辺がすっきりするはずという。
腹筋を鍛えたい人には、ウエスト付近を軸に背骨と腰を動かす「体をねじる運動」がいい。普通の腹筋運動では両脇腹の腹斜筋を鍛えられないが、「足を踏ん張って運動すると、肋骨(ろっこつ)から骨盤までの体側の腹斜筋が使えます」。
下半身、特にふくらはぎに効果的なのは「腕を振って足を曲げ伸ばす運動」(第1の2番目)。かかとを上げ、つま先立ちになり、そのままひざを曲げるのが正しいやり方だ。安定してできるようになれば筋力がついたと考えていい。
青山さんは「ラジオ体操は日常生活で使うことの少ない筋肉を動かすように作られています。短時間で頭のてっぺんから足の先まで総合的に使う全身運動で、毎日やると体のバランスが整います。即効性のある体操ではないので、継続することが大切です」とアドバイスしている。
抜粋 MSNSANKEINEWS
・コメント
いい考えですね。体を動かさなくなった時点で筋力は衰えていきます。筋力が衰えれば、全身代謝が落ち太りやすい体になっていくといった悪循環に陥ります。
毎日少しでもいいから、全身運動を行うことで健康が保てるならやってみる価値は大いにあると思います。無理な運動は続きません。こういった簡単な運動の継続で医療費や保険料が節約できるなら一石二鳥ですね。
参考 全国ラジオ体操連盟ホームページ
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