【7月29日 AFP】医療援助団体「国境なき医師団(Medecins Sans Frontieres、MSF)」は26日、ニジェールで支援活動の一時停止命令が出されことを受け、活動の継続を求めて同国政府に働きかけていることを明らかにした。
MSFは22日、ニジェール内務相が同団体の支援活動を一時停止したとの通達を受けた。停止理由は告げられなかったという。MSF幹部の1人は「活動を再開できるよう、二ジェールの大統領や閣僚との協議の場を設けたい」と話した。
地元ラジオは、MSFフランス支部の一部関係者と、同国でのウラン採掘による利益の分配を主張するトゥアレグ人(Tuareg)反政府勢力とのつながりを指摘している。
MSFは同国で、今年に入ってから栄養不良児1万4000人以上の治療にあたり、現在も3400人以上の子どもの治療を行っているという。(c)AFP
・コメント
国境なき医師団は1971年にフランスの小さな医師のグループによって作られたNPOです。日本法人は認定特定非営利活動法人の認定を受けています。
設立のきっかけは、各国政府の中立的態度や、赤十字の活動に限界があり、人道援助、メディアや政府に対して議論の喚起を行う組織を作る必要があったからといわれています。
全ての人が医療を受ける権利があり、また医療の必要性は国境よりも重要だという信念に基づき、国境なき医師団を創設したのは、人道を保護するといった、ゆるぎないボランティア精神からです。
現在、国境なき医師団は、貧困地域や第三世界、紛争地域を中心に、年間約4.700人の医療スタッフが、世界各地70ヶ国以上で活動しており、災害や紛争に際し、どこよりも早く現地入りする緊急医療援助を得意とし、マラリアのような地域特有の疾病の撲滅にも力を入れています。
チェチェンやコソボの住民のような、公式な代表のいない人々に代わり、非人道的行為を国連に対し告発しています。メディアなどを通し、現地で見てきたことを伝える「証言活動」も重要な活動の一つと位置づけているそうです。
このような崇高な使命を持って活動をしている人が、世界には沢山います。現在の日本において自己中心的な人が増えてるのは、このような慈善、奉仕精神が忘れ去られていることが原因なのかもしれません。世界中には我々の持っている少しの力でも頼りにしている人がいます。
最近何かと話題に上がる、虚無感に襲われている現在の若い人達が立ち直るにはいい薬だと思います。自分を見つめなおし、必要とされる人になる事が、いかに人生において大切なことかを知る必要があると思うのです。
国境なき医師団はその活動において、10の原則を掲げています。(参考WIKI)
1. 第一に医療援助活動
2. 証言活動
3. 医療倫理の遵守
4. 人権の擁護
5. 独立性への配慮
6. 基本原則:公平性
7. 中立性の精神
8. 義務と透明性
9. ボランティアからなる組織
10. メンバー一人ひとりが参加し動かす組織
国境無き医師団以外にも海外で活躍する青年海外協力隊があります。日本国政府が行う政府開発援助(ODA)の一環として、外務省所管の独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する海外ボランティア派遣制度です。
青年海外協力隊の募集年齢は20〜39歳。募集分野には農林水産、教育、保健衛生などがあり、さらに120以上もの職種に分かれている。また派遣国は約80ヶ国で、これまでに約30,000名の隊員が派遣されています。
発展途上国でこのような体験を積めば、人間として大きくなることは間違いありませんし、どんな環境であろうと、人生は自分で切り開く意志が芽生えることは間違いありません。
あなたも参加してみませんか。本当に、生きている実感がつかめると思います。不平不満を社会にぶつけるその前に、あなたを必要としている人がそこにいるから、がんばってみませんか。
参考 国境なき医師団 青年海外協力隊
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